INSPIRATION
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曼荼羅

曼茶羅とは、言葉だけでは言い表せないものごとの真理や教えを描いたものです。言葉に顕して説いた「顕教(けんぎょう)」に対して、言葉以外の表現で教えを説いていったのが密教です。

古代インドで釈迦が開いた仏教の中から生まれた大乗仏教の宗派として広まり、インドから中国を経て空海が真言密教として発展させてきました。

「東寺」は空海が中国から持ち帰った密教を広めるために嵯峨天皇から任されたことで誕生した日本で最初の密教寺院です。

密教寺院では本尊の東側に「胎蔵界曼茶羅」西側に「金剛界曼茶羅」を祀ります。この二つの曼茶羅を合わせて「両界曼荼羅」と呼びます

仏教の世界では宇宙を構成している要素を「地・水・火・風・空」の五つ(五大)で出来ていると考え、密教ではこれに「識大」を加えて「六大」と呼んでいます。

「胎蔵界曼茶羅」は五大(物質世界)の理(ことわり)を説いたもので理曼茶羅とも言い、「金剛界曼茶羅」は識大を説いたもので五大を認識しようとする心の働き(智)から生まれる曼茶羅であるため智曼茶羅ともいいます。

「五大」と「識大」は対照的であると同時に本来はひとつのものである(金胎理智不二)ということを表したのが「両界曼荼羅」です。